アルクのエンジェルコース
アルクのエンジェルコースは、語学のスペシャリストであるアルクが胎児～3歳の子ども向けに開発した英語教材です。良質の英語のCDをかけ流すことで、英語の聞き取れる耳を作るのがその目的。CD12枚に、親向けのコースガイドと講座ブックレットがセットになっており、基本的には子どもは耳から英語を聞き取ることで自然に英語の音を聞き分けるようになっていきます。
アルクのエンジェルコースは、フランスの音声医学の権威であるアルフレッド・トマティス博士の提唱するトマティス理論により作られています。この理論のポイントは、言葉には固有の周波数があって、音感の良い乳幼児の時期はそれらを幅広く聞き取ることができるが次第に母国語以外は聞こえなくなってしまうため、乳幼児の時期に幅広い言語を聞かせてそれらの言葉を聞き取る耳を養っておくべきだということです。多くの人は大人になると英語がうまく発音できないのが気になりますが、それは発音が苦手なのではなく、それらの正確な音を聞き取ることができないためです。聞き取れない音はもちろん発音することはできません。英語の周波数を聞き取れない耳になってしまっている大人には、正確な英語を話すことは幼児以上に困難なことなのです。
エンジェルコースのCDには、マザーグースなどの遊び歌や、自然な日常会話、名作童話などが英語で収録されています。また、それらのBGMにリラックス効果が高いとされるモーツァルトを流すことで、より気持ちよく英語を聞くことができるのです。妊娠中や赤ちゃんの時期のBGMとしてかけ続けることで、子どもと一緒にお母さんもリラックスした状態で英語に触れることができます。ゆっくりくつろいだ時間にじっくり聞くのもいいですし、家事をするときにBGMのようにかけておくのもいいでしょう。CDなので手軽にかけていつでも聞くことができるのがアルクのエンジェルコースのメリットかもしれません。内容は、親に向けたブックレットに解説してありますので子供がしゃべるようになって意味を聞かれた時にはそれを見ながら説明できるようになっています。自然な形で英語に触れさせたいという人にはおすすめの教材かもしれません。